オステオパシーと鍼・オステオパシーの基本概念1 本文へジャンプ 提供 
オステオパシーと鍼灸(大阪・高槻)
オステオパシー・鍼灸のげんき本舗治療院(大阪・高槻)
オステオパシーは、治療法の名称ではありません。ですから、厳密には、オステオパシー療法というのは間違いです。正しくは、西洋医学、東洋医学と同じようにオステオパシー医学というべきです。そしてそのオステオパシー医学は、西洋医学のうち、現代医学に属しています。
そのオステオパシー医学の理念のもと、様々な手技を駆使して、カラダを正常にしていくのが、「オステオパシー」です。
我が国では、医学知識や理論よりも実践が大事で結果的に治ればよいなどという人もいますが、これはおかしな理屈です。
全くの医学の素人が、とぼしい「医学教育」や「実践」で習得できるほどオステオパシーは簡単ではありません。
ここでは、そのような事を考慮しながらオステオパシーをしている人なら誰でも理解しているはずの基本的な考え方を紹介します。
オステオパシーには、世界共通の次のような基本理念があります。どのような方法を使おうとも、これらの理念をもとに治療を進めていきます。たとえ手法だけ同じ方法をまねたとしても、下に書いたような理念に基づかないものは、オステオパシーとはいえません。ですから、解剖学や生理学を習熟せず、またオステオパシーの基本的概念をきちんとマスターせずに、個々の手技を学んだとしても、オステオパシーをしているということにはなりません。それは単に、オステオパシーで行う手技をしているというだけに過ぎません。

1、身体はひとつのユニットである。
オステオパシーでは、身体の組織や器官全てが一体となり相互に働きかけて身体を動かしているので、部分を見るのではなく、身体全体をひとつの構造物としてみるように考えます。ですから、どこかに症状があっても、必ず身体全体を見て、その症状の原因を改善することにより全体を調和するようにしていきます。
2、身体には自然治癒力が備わっている。
人間の身体には、自らの身体を正常にしようとする力が備わっています。オステオパシーでは、症状を抑えるのではなく、自然治癒力をより強くし,身体全体の調和を図り、正常にするように誘導します。
3、機能と構造は一体である。
オステオパシーでは、身体のいろいろな働きと様々な構造は一体のものであり、構造に変化が現れると機能に影響が及び、機能に異常が起こると構造にも変化が起こると考えます。従って、解剖学的な要素と生理学的な働きを重視し、その上で身体の営みを総合的に考えながら治療を進めます。
4、合理的な治療は、生理学とその原理をもととする。
オステオパシーでは、解剖学的な知識をもとにしているのはもちろんのこと、生理学的に身体がどのように営まれているかいるかを観察することを重視し、その変調を探り、正しい方向に持って行くようにします。

これらの基本理念のもと、骨や関節、靱帯、皮膚、筋膜、筋、内臓、血流、リンパの流れ、脳脊髄液の流れなど身体の様々な構造に手技を持ってアプローチし、身体をよりよい状態に持って行きます。
人体には自然な動きがあります。目に見える動きだけではなく、たとえば頭の骨、内臓、そして身体中どこでも固有の動きを持っています。その動きは、数ミリから目に見えない動きまで様々です。オステオパシーの施術者はその動きの変化を触診で読み取って、その異常を感知し、解剖学的あるいは生理学的な見地から正常に戻すようにします。
極端にいうと、骨盤がゆがんでいても、その動きが正常であるのなら、その人にとってそのゆがみは正常です。無理にゆがみを正そうとすると悪影響が出ます。それよりも、ゆがみの中に潜んだ動きの悪さ、機能障害を改善しなければ本当になおしたことにはなりません。そういう意味でむやみに骨・関節を矯正しただまっすぐにするのはオステオパシーの観点からいうと疑問符がつきます。
なお、オステオパシーでは、このような身体の機能障害を体性機能障害Somatic disfanction(略称・SD)といいます(ということは、SDが何なのか説明できないオステオパシーの施術者は偽物です)。

では、少し難しくなりますが、次のページで、この機能障害について説明します。
具体的にはどのような手法で治療を行うのでしょうか。 
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